忍者ブログ
[52][51][50][49][48][47][45][56][46][44][43]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 じりじりと日差しが照りつける。
 忍とはいえ下の下はほとんど雑用係に近い。
 そんなわけで、今日はでっかい屋敷の庭の手入れなんかをさせられている。
 今日は合同任務だった。
 いのは手馴れた手つきで、花の種をまいていく。
 家が花屋なのでこういった仕事が嫌いなわけではないが、やっぱりうんざりしてきた。
「はー。ナルトはいいよね。影分身できて」
 思わず呟いてしまう。
 となりではナルトが大量に草をむしっていた。
 いくつか大事な薬草もそのなかには混じっている。それはもちろんわざとだ。
 ナルトが顔をあげる。
 みんなの前ではめずらしく嫌そうな顔をしていた。
 どうしたのと声をかける間もなく。
「おいちょっと待て、いの。本当にそう思ってるの?」
 そういわれて、いのは手を止めてナルトの顔をみる。
 チャクラで気配をさぐる。
 そこで唐突に気がついた。
「あれ? もしかして本物?」
「そうだってばよ!」
「えー!」
 思わず声をあげる。
 ナルトはあわてていのの口を押さえた。
 遠くにはサスケとサクラのペアがみえる。
 なにやら呆れているようなそぶりだった。
「なんで? こんな下忍の任務なんてかったるいでしょ?」
「いやそうなんだけど」 
 そこで一瞬言葉につまる。
「……せっかくいのと居られるのに」
 そうナルトが言うといのは思わず噴出した。
「おっかしー。自分の影分身に妬くなんて」
「あー笑うなってばよ! みんな変に思うだろ!」

ペアはじゃんけんできまりました。
ナルトは本気で動体視力を駆使していたり。
PR
COMMENT
COMMENT FORM
TITLE

NAME

MAIL

URL

COMMENT

PASS
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TRACKBACK
TRACKBACK ADDRESS
忍者ブログ | [PR]

Skin by TABLE ENOCH
最新コメント
[09/28 torina]
[09/26 空空汐]
ブログ内検索