サスケがナルトの家を訪ねると、鳩がそこにいた。
「どうした?」
「拾った」
その鳥は怪我をしていたが、人によく慣れているらしい。
怯えもせず、ナルトの用意したタオルケットに収まっている。
「伝書鳩か?」
「そうだってばよ? なんで聞くんだ?」
そう、忍びならその動物がどんな用途に使われるのか見れば分かる。
だがあえて聞いたのはその鳩が雪のように真っ白だったからだ。
「珍しいな」
「ああ。どっかの金持ちの戯れ用だろうな。白は狙われやすいのに」
そう答えてナルトは触れようと手を伸ばした。
バサリ、翼がはばたいた。
サスケかネジか迷ったけど結局サスケに。
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